北海道マラソンの裏番組 つづきです。
1日目の様子。
2日目前半の様子。
ここからは2日目後編です。
午後からはウポポイへ向かいます。
ウポポイは、平たく言うと、アイヌのでっかい国立博物館です。(平たくしすぎw)
白老という地にあり、札幌からは特急列車で1時間。
「すずらん」という列車を使えば、お得な往復乗車券とオプション特急券で 約4,000円(往復)で行けます。
さて、列車の旅らしく、駅弁を買いましょう。
北海道らしいとは言えますが、我ながら悔いの残るチョイスをしてしまいました。
身欠きニシンの弁当もあったのでそっちにすればよかったなぁ~。失敗。
白老駅へ到着して、10分ほど歩いてウポポイへ。
とうちゃこ。
このウポポイには、様々な展示や体験プログラムが盛りだくさん!
プログラムは、それぞれの実施時間帯が決まっているので、見たり体験したいものを効率よく回るために事前の計画が欠かせません。
はい、計画は得意です(^^)
まる一日滞在しても、とても全部を見たり体験することはできないので、最低限やりたいものだけピックアップして計画。
で、まずは、チセ(アイヌの家)を見学。
右の小屋みたいなのは、子熊を飼っておくところです。
事前に入手していたプログラムリストからは確認できなかったのですが、チセの中でアイヌの衣服を着せてもらえるプログラムがあり、運よくその時間帯だったので、着させてもらいました。
いくつか着物はありましたが、ゴールデンカムイのキロランケっぽいやつを選びました。
キロちゃん、好きなんですよね。
ハチマキもあって、ハチマキをしている女性の方もいたのですが、僕はハチマキをまくようには言われませんでした。
ハチマキは女性がするのかな?
スタッフの方は、バシャバシャ写真を撮ってくれました。
こちらのスタッフの方はアイヌをルーツにする方が多いようですね。
自己紹介されるときに、○○地方 のアイヌです、と言われることがよくありました。
先入観があるかもですが、アイヌっぽい顔の濃さを感じますね。
ちょっと沖縄っぽい感じです。
そして、舟漕ぎの実演を見たり、
ムックリという楽器の演奏を聴いたりしました。
ムックリといえば、ゴールデンカムイの作中で、大人の会話の脇でオソマが狂ったように鳴らしてるシーンが大好きです。
ムックリの音は、実際に上手い人の演奏を聞くと、ダフトパンクみたいです。
弓矢体験
ぶら下がってるホタテの貝殻を狙います。
持ち矢はひとり2本。
しかし、絶対当ててやる!という気合もむなしく、当てられませんでした(>_<)
矢がすぐ重力で落ちてしまうので、距離に対してどれくらい落ちるかの慣れが必要です。
弓は結構簡素な作りで、贅沢言えば、アシリパさんが持っているようなもっとしっかりした弓を使ってみたかったですね
アイヌ語学習
アイヌ語の発音について学べるプログラムです。
アイヌ語には日本語には存在しない発音が多くあって、小さい文字で表現されています。
楽器演奏体験「はじめてのムックリ」
写真はウポポイHPより拝借
これは予約と料金が必要で、実施時間の2時間くらい前に予約してました。
料金と言ってもムックリの購入金額 1000円だけです。
体験時間は10分しかないので、うまく音を鳴らすことができなかったのですが、講師にコツや練習の仕方を学びました。
自宅に帰って練習したら、ちょっとずつうまく音が出るようになりました。
もっと上手くなってダフトパンクを目指したいと思います!
伝統芸能上演
写真はウポポイHPより拝借。
アイヌ女性がヘッドバンキングを繰り返すような踊りがあって、気持ち悪くならないのかな?と心配になりましたね(^_^;)
これも事前に予約しておきましたが、空席はたくさんあったのでギリギリでも大丈夫な感じでした。
映像体験 カムイアイズ
動物達の視点から見える世界を、広角映像で体感できます。
オオワシか何かの視点は自分が空を飛んでいるような感覚でした。
博物館の展示をゆっくり見ます。
衣服
マキリ(小刀)
ほしいなー、こんなきれいな紋様の小刀が欲しいです。
(使い道はないですけども)
サケ皮のくつ
これ見たかったんです!
ゴールデンカムイで出てきて、サケの皮なんてすぐ破れそうじゃん!って思ってたんですけど、ほんとに、あるんだ・・。
表面ウロコで、足底には、「背びれ」がそのままついており、雪でも滑りにくい仕様になっています。
そんなこんなでウポポイには5時間半くらい滞在。
ここは本当に楽しくアイヌの歴史や文化を学び、様々な体験ができます。
2~3時間ではちょっとモノ足りません。
ゴールデンカムイを読んだことがなくても十分楽しめますが、読んでたらきっと10倍楽しいです!
時間に余裕がある方は、ぜひたっぷり時間を取って楽しんで頂きたいところです。
すっかりクタクタですが、テクテク歩いて白老駅に戻ります。
すると、まだ来るはずのない特急列車が停車しています。
おや?時間間違った?
慌ててホームへ向かい電車を見ると、どうやら乗る予定よりだいぶ前の特急列車「北斗」でした。
なにやら、大雨の影響で、ここ白老でずっと停車しっぱなしらしい・・。
ウポポイではそれほど降らなかったんですけどね~
少し離れた苫小牧あたりでかなりの大雨が降ったようです。
確認すると、
・この電車、2時間前からここに停まっとる!
・僕がのる予定だった「すずらん」は運休決定!
ということが分かります(T_T)
とりあえず、乗車券は往復分買ってあるので、北斗の自由席に乗り込んで待機します。
そこから待つことなんと3時間!!
22時すぎにやっと出発。
こんなに待つなら、ウポポイにもっといて夜のプロジェクションマッピングを見ればよかった!!
23時15分にやっと札幌到着しました。(-_-;)
もう、くたびれすぎました。
いや、今日フルマラソン走った人に比べればマシか。
そう思うことにしよう。
晩ごはん。
本当は寿司(庶民はもちろん回転です)でも食おうと思って、お店も選んで楽しみにしてたんです。
ですが、当然営業時間も終わってしまっているので、すすきのでまたもやラーメンを食べることにします。
もう歩きたくないので、タクシーで移動して、行列に1時間ほど並び(これも疲れた・・)
24時半頃やっと食べることができました。
美味しかったです・・・
が、
帰りもタクシーでホテルへ戻り、結局4000円も払ってラーメンと餃子を食いに行ったことになり、なんだかなぁと。
これだったら、寿司食いたかったなー。
ま、旅にはこんなアクシデントもありますよね。
今日が帰りの飛行機とかじゃなくてよかった、と思います。
つづく。