北海道マラソン、過酷なレースコンディションでしたが、参加されたみなさん、大変お疲れ様でした!!
僕は、DNSでしたが、あとから聞く話が過酷すぎて、
「あー、出なくてよかった~」
とほっと胸を撫でおろしているところです(笑)
たぶん、完走できませんでしたね、僕。
故障はともかく、ちゃんと練習してなかった人は、この気象でフルマラソンを走ってはいけません。
そんな北海道マラソンの裏側で、僕は別のテーマで楽しんでました。
僕自身、1年前にも北海道を旅行してたんですが、そのときは、ゴールデンカムイも読んでおらず、失礼ながらアイヌにも全く興味なし!!
ですが、ゴールデンカムイを読み、北海道の見方が大きく変わったんですよね~。
知らない方のために言っておくと、ゴールデンカムイは明治末期の北海道・樺太が舞台で、ストーリーの主軸にアイヌがあります。
作品を通して、アイヌの歴史や文化がとても楽しく興味深く描かれていて、アイヌのことをもっと知りたい!と思うようになりました。
これ、ランニング以外のことなので、ブログに書くか迷ったのですが、むっちゃくちゃ楽しかったし、来年以降に北海道へ行く人にもぜひ伝えたい!
てか、「行くならゴールデンカムイを読め!」と主張するためには、書かないわけにはいきますますますまい。
いろんな方が書くであろう「北海道マラソンレースレポ」の裏番組として、ひっそりと・・。
初日。
仙台からの移動では、この日のために読まずにとっておいたこいつを読みながら。
ゴールデンカムイのアイヌ語の監修をつとめた中川 裕さんの著書。
アイヌの歴史や文化について、ゴールデンカムイから得たうっすいにわか知識が少しは肉付けされました。(*^^*)
ゴールデンカムイのシーンの絵も挿入されていて、アイヌ語監修の著者ならではのシーンの根拠や考察について詳しく触れられていて面白かったです。
この後の体験にも、この本の知識がとても活かされたと思います!
札幌に到着してから、まず行ったのはここ。
サッポロビール博物館
ここは、ゴールデンカムイの聖地のひとつですね。
札幌での戦いの舞台にもなっています。
作品で使われていたっぽい背景や施設をコーフンしながら写真を撮ります。
ウエジケイジが素っ裸で上ってたやつですね。
サッポロビールの歴史もついでに学んでおきました。(これはこれで楽しい)
つづいて、北海道マラソンのEXPOへ。
走らないとは言っても、ちょっとはフインキを味わいたいです。
そして、参加賞を諦めるってことはないです。
美味しい朝食を諦めるってことがないのと同じくらいありえません。(どうでしょう風味)
とりあえず、受付してゼッケン(アスリートビブスという言い方にはいまだに慣れない・・)をもらいます。
そして、その場ですぐに計測タグを返却。
スタッフの方が言うには、今年はDNSが多いとのこと。
何故でしょうかね?
そして、参加賞のTシャツをしっかりゲット。
なんか、夜見たら怖い!!
チャーリーさんいわく、「亡霊」がいる!
会場で誰かに会うかなーと思ったけど、知ってる方には会いませんでしたね・・
つづいて、晩ごはん。
走っても走らなくても、ここにはぜひ行きたいと前から予約していたお店。
アイヌ料理のお店です。
ここでは、アイヌ定番のメニューやジビエはもちろん、ゴールデンカムイでもおなじみの「チタタプ」体験ができるのです!!
そして、なんと!
チャーリーさんが来てくださいました\(^o^)/
コウさんにもお声がけして、嬉しいことにゴールデンカムイのアニメを見始めてくれていたのですが、諸事情あってこの日は同席できず・・
というわけで、
チャーリーさんファンの皆様には申し訳ありません!!
チャーリーさんとチタタプデートしてしまいましたーーー(*^_^*)
きゃー、うれしー、恥ずかしー、朝帰り―?(ドリカム風味)
安心してください、朝帰りはしておりませんよ!(とにかく明るい安村風味)
ぜーんぶ、北海道風味!(なにそれ)
それはさておき、
本題のチタタプです。
チタタプとは、アイヌ語で「我々が(チ)たくさん叩いた(タタ)もの(プ)」という意味で、肉や魚を小刀で細かく刻んで食べる料理です。
ゴールデンカムイでも多くの食事シーンで登場します。
本日のチタタプは、定番のサケです。
チタタプは複数人で行うもののようなので、チャーリーさんと交代で行います。
チタタプ、チタタプ。
ゴールデンカムイのルールに従い(本来のアイヌにはこのようなルールはない)、
「チタタプ」と言いながら、小刀でバツバツ叩いて材料を切り刻んでいきます。
チタタプ、チタタプ。
細かくなって、まぜまぜしたら頂きます。
美味しい!
ヒンナヒンナ!(アイヌ語で食材に感謝する言葉)です。
本来、チタタプは、食べにくい小骨や軟骨の部分だとかを食べやすく小さく刻むために
やる目的もあるようですが、今回は初心者にもチタタプしやすい部位しかないので、
これは、サーモンで作る「なめろう」といった感じですね。
それ以外にも絶対食べたいと思っていたのがこれ。
ヒグマの肉!
手前がヒグマの肉です。
ゴールデンカムイでも、ヒグマを捕らえて食べるシーンが多くあります。
時期的にもしや、OSO18かもしれないと思いつつ(笑)、タレをつけて頂きます。
おおっ!
クセも全くなく、美味しい!!
ヒンナヒンナ!
低温調理なので、半ナマのような弾力のある触感ですが、生肉好きの僕にはたまりません。
そして味は意外とあっさりで、食べやすいです。
続いて、ユク(鹿)の肉。
これも美味しい。
ヒグマより少しクセはあって、こってりした味に感じます。
ジビエとしては、今は流通量も多くて、定番なのかな?
昨年、旅行してた時に、知床で鹿が大量にいる牧場を見ました。
そういうところの鹿の肉なんでしょうね。
個人的には味はヒグマの方が好きかなー。
チポロシト風
いももちにイクラをすりつぶしてかけて食べます。
プチプチのイクラをわざわざすり潰すのはもったいない!
と思いますが、サケがわんさか取れてたアイヌならではで、イクラをこんな風に使ってタレのように味付けにすることも多いんですね。
料理は、どれも美味しく、ヒンナヒンナで大満足。
チャーリーさんとはゴールデンカムイについてこころゆくまで語りたいと思ってたので、そんなワガママに応じて頂き感謝です。(マラソンの話はほとんどしてないw)
翌日フルマラソンで、体調整えるべきところ、フルマラソン前に絶対食べないだろう料理にお付き合い頂きありがとうございました。(*^^*)
その後は、チャーリーさんと解散し、すすきので味噌ラーメンを食べ、
もー、満腹。
ひとり観覧車に乗りました。
昨年の藻岩山からの夜景が絶景すぎて、観覧車からの景観は今一つかな。
なんか曇ってたし。
札幌の夜景は藻岩山に登って見るべし!
つづく。