前々回の記事で、
僕の「後頸骨筋腱炎」はオーバープロネーションが原因ではなかった
と書きました。
今まで、色んなサイトや動画を見ても、
後頸骨筋腱炎の原因は「オーバープロネーション(回内)」
にあるとあり、僕の整体トレーナーであるヨーダも含め、そう信じて対策を講じてきました。
しかし、フォーム動画を見てもらったところ、まさかの「回外」判定。
アンダープロネーションです。
これじゃなくて、
オーバープロネーション(回内)
こっち。
アンダープロネーション(回外)
足首の部分だけ見ると分かりにくいですけど、膝の動きを含めて見ると分かりやすいです。
回内は膝が内側に入る傾向があります。
一方、回外は膝が外に流れる傾向にあります。
僕の後頸骨筋腱炎の痛みは、この回内が引き起こしていたのではなく(これは断定!)、逆に回外が引き起こしている(絶対ではないけどその可能性大) ということが分かったのです。
でかい・・。
むちゃくちゃでかいです。
だって、ずっと逆のことやってたんですよ。
今まで、
「膝が内側に入るのはよくない」
とずーーーーっと意識して走ってました。
そして無意識に、母指球(内側)に荷重がかかることを恐れ、避けるような動作になっていたと思います。
この回内を回避しようとする意識によって、膝が外側に流れ、さらに回外を助長した可能性はあります。
そういう意識で自分のフォームの動画を見ると、右膝が外に流れてるのかな?と思える局面がありました。
そして、そこを意識して走ってみると、確かに右膝が外側に流れやすい傾向も体感として認識できました。
今までは膝が内側に入らないように!という意識ばかりで、外側に流れてることは全然気付けなかったです。
今までの時間と労力はなんだったんだ!
というショックはあまりなく、ものすごく光が射しこんできた思いです。
今まで疑問だったことも説明がつきます。
・十分休んで痛みが治まっても、走り始めるとすぐに痛みが出ること。
→ (そんなつもりはなかったけど)痛みを助長するような意識・動作で走ってるからあたりまえ
・オーバープロネーション対策として有効なはずのインソールを使ったら、逆に痛みが増したこと。
→ 土踏まずのアーチを突き上げして、回外をさらに助長
しかし、原因が逆だったとはいえ、今まで取り組んできたこと
・セルフケア
・筋トレ
・股関節をしっかり使えるようなフォーム改善
これらは全く無駄ではなく、自分のランナーとしての底上げにつながっているし、今後も役に立つと考えています。
それプラス、
「膝が外側に流れない」ことを改善できる対策(エクササイズ、ドリル、フォームの意識)を組み合わせてやっていきたいと思います。
長くなってしまったので、その内容については、別の記事で書いていきたいと思います。
それではまた。