けんちゃんのランログ

サブスリーが、したいです。

【レポ】長野マラソン③ レース終盤~アフター



長野マラソンのレポ その③ 最終回です。

 

レース終盤からアフターまで。

 

レポ①

kenchan-run.hatenablog.com

 

レポ②

kenchan-run.hatenablog.com

 

30~35km

ガーミンのラップ 

4'32 - 4'34 - 4'40 - 4'42 - 4'40

 

30キロ地点で家族の応援を受け、元気になるかと思いきや!

 

ぐっとペースダウン(~_~;)

 

家族のいるところまでは何とか粘ろうと思ってたのがよくなかった。

 

家族の応援の後は気が少し抜けて、ペースの落ち込みを止められません。

 

 

そんな中、前方に見覚えのあるピンクのシャツが!

 

 

ま、まさか!

 

りるさん!?

 

りるさんは、この長野マラソンサブスリー達成すると思ってました。

 

でも、あまりそのことを言いすぎると、プレッシャーをかけてしまうかな?も思い、レース前から当日にかけても、あまりそのことは言いませんでした。

 

言いはしませんけど、スタート前、りるさんにその思いを込めてグータッチ。(グーパンチではない)

 

ぜったい、サブスリーできますように。

(もはや、自分はどうでもよかったのです・・)

 

ゴール後、りるさんを祝福したいと思ってたので、ここで出会ってしまったのはかなりショック!

 

 

りるさんに追いつくと、どうやら足を攣っている模様。

 

少し並走して会話をしても、元気がなさそうです。

 

気温が上がってるし、脱水気味だったかも・・・。

 

「無理しないで!ファイトです!!」

 

と言って先に行かせてもらいます。

 

 

32キロ地点あたり

 

高速道路下のトンネルをくぐると、小学生か中学生くらい?の応援グループがいました。

 

遠くから見ても異様にテンションが高く、なんだか面白そうな予感がします。(^^)

 

近くまで行くと、みんな元気よく声援を送ってくれたので、僕もそれに応えてガッツポーズで「ありがとう!!」と叫びます。

 

すると、みんな狂喜乱舞ってくらい大盛り上がりで(笑)

 

「応援を楽しむ」

 

競技者だけでなく、ボランティアや応援も同じように楽しむことができるっていうのはまさに市民スポーツの理想形ですよね。

 

長野マラソンではその姿を見れた気がします。

 

 

そこから、河川敷を走りますが、本当に景色が綺麗。

 

青空が広がり、目の前には、雪が残る北アルプスの山々が連なっていています。

 

キツいけど景色には本当に癒されます。

(そんなことを書いてる応援ボードを持ってた人もいました)

 

 

34キロ地点あたり

 

バンド演奏が聞こえてきました。

 

どうやら、長野マラソンの公式テーマソングを歌っているの Canadian Club というバンドのようです。(ごめんなさい、よく知らなくて)

 

演奏で元気をもらえたので、バンドの方々に向けてガッツポーズをすると、演奏しながらも僕の方を見て頷いてしっかり反応してくれました。

 

ずっと演奏してくれてるんだなと思うと、なんだか感極まってきました。

 

泣きそう、いや・・、泣きました。

 

今まで知りませんでしたが、走りながら泣くと過呼吸になります。

 

これは、かなりヤバかったです(^_^;)

 

 

そんな感じで、最高の景色と応援にパワーをもらって、キツいながらも進んでいきます。

 

 

35~40km

ガーミンのラップ 

4'43 - 4'44 - 4'46 - 4'49 - 4'42

 

35キロ以降は、橋を渡って、河川敷の逆側を走ります。

 

ここも菜の花と桃の花が咲き誇って本当に景色最高!!

 

この景色をみんなに見せたい。

 

家族にもラン仲間にもみんなに見てもらいたい。

 

それくらい綺麗でした。

 

 

しかし、景色とは裏腹に、風が結構あってキツい!!

 

周りのランナーも終盤のこの風でペースダウンしているのが分かります。

 

ペースは、4分40秒台を維持するので精一杯。

 

油断すると、キロ5まで落ちちゃいそうです。

 

くそー、負けるもんかー!!

 

 

 

そんな折、歩いているHighさんを発見!!

 

「Highさーーん、どうしたんすかーーー!!?」

 

と声掛けると、笑いながら

 

「もうだめだー」と。

 

思えば2日前にギックリ腰をやってて、DNSしても不思議じゃないのに、ここまで走れるだけで凄いよね。

 

Highさんをパスして、風に抗いながら必死で前に進みます。

 

 

そして、このあたりから、悪いクセが出て、アゴがあがってきます。

 

ダメになると、どうしてもアゴが上がってしまい、元に戻せないんですよね。

 

Beyondのときはアゴが上がらなかったけど、撃沈しているレースでは間違いなく最後はアゴが上がってます。

 

 

もうキツいので、周りのランナーにも声掛け作戦 開始!

 

じぇーてぃーさんが途中までストーキングしてた一緒に走ってた、さとるっちシャツを着てる女性ランナーを発見。

 

「さとるっち、ファイト~!」

 

と声をかけると、

 

「がんばりましょー」

 

と笑顔で返してもらいます。

 

 

こうやって、ちょっとずつ元気を補給しつつ、必死に足を動かして、堤防道路に別れを告げます。

 

 

40km~ゴール

ガーミンのラップペース

4'42 - 4'42 - 4'31

 

ゴールの長野オリンピックスタジアムまでは、幅の広い直線道路。

 

ラスト2キロで時計を見ると、残りをキロ5で走っちゃうと、ギリギリ3時間10分切れない計算。

 

これは、マズい!

 

10分を切れないとは全く思ってなかったので、急に危機感を感じます。

 

絶対に10分は切らねばならない。

 

3年前に走ったつくばマラソンとほとんど同じ展開だなと思いつつ、我慢してペースを維持。

 

ゴールに近づくにつれ、応援も多くなってきた。

 

応援が嬉しいけど、余裕がなさ過ぎて、それに応えることもできない。

 

 

うぉおおー、とにかく必死に4分40秒台をキープだ!

 

 

オリンピックスタジアムの敷地に入ると残りもうわずか。

 

10分はさすがに切れそうだ。

 

そして、スタジアムの中に入ると、そこはふかふかの人工芝。

 

なんだこれ!? 超絶走りにくいぞ!

 

足が攣りそうな気配におびえながらラストスパート!

 

ゴール!!

 


やっと終わったー。

 

目標としていた3時間5分には遠く及びませんでしたが、何とか10分切りは死守。

 

ゴール後は、移動しながら完走メダルやタオルをもらい、ボランティアの方々から声をかけてもらいます。

 

お疲れ様でしたー

 

ありがとうございましたー

 

もう何度でも言いたいです。

 

ありがとございましたと。

 

 

その後、ぶらざーさん、ナコラマさんを見つけ、合流。

 

その後も、みなさん続々と合流し、健闘を讃えあいました。

 

 

そして!

 

ここからは、楽しみにしていたアフターです(^^)

 

参加賞のおにぎりで軽く腹ごしらえをし、High先生が手配してくれたアフター会場へ移動します。

 

Highさん、何から何までありがとうございました(^^)

 

長野駅行きのシャトルバスは混んでて時間がかかるという前情報だったので、最寄りの篠ノ井駅行きのシャトルを選択。

 

そこから、JRで長野駅へ向かいます。

 

しかし、篠ノ井駅では電車の待ち時間がそれなりにあったので、これがベストな選択だったかは・・?

 

そしてワタクシ、途中、切符を紛失するという失態をかましてしまいました(^_^;)。

(いい大人が恥ずかしい)

 

 

アフターは、とし姉さん、ナコラマさん、りるさん、Highさん と5人で。

このビールを楽しみに走ってたと言っても過言ではない!

 

これまでの節制生活を思うと、解放感でいっぱいです!

 

 

すごいの出てきました。

オニオンリングタワー。

 

 

スイーツはひとり1個ずつ注文してました。

 

スイーツを食べてるときに、なんと、ねぇさんが合流してくれました。

 

ご家族が外で待っているということだったので、短時間でしたけど来てくれて嬉しかったです。

 

 

自宅に戻ってすぐにまた晩ご飯だったので、腹がパンパンになりました(^_^;)

 

 

そして夜。

 

長野マラソンのゴールシーンが地元のケーブルテレビで放送されていました。

 

僕のゴールシーンはその映像から切り取ったものです。

 

ビビるのが、1位からビリまで完走者全員分ノーカットで映ってました。

 

翌日の新聞にも参加者全員のタイム載ってたし、

 

おそるべし!!長野市における長野マラソンの力の入れ具合。

 

おかげで、知っている人のゴールシーンはすべて見れました。(^^)

 

 

中でも印象的だったのは とし姉 のゴールシーンです。

 

とし姉は、今回もサブスリー達成。

 

サブスリー職人と言われるくらい、毎回しっかりサブスリーを達成していて、さぞ安定してそれほど苦もなく達成しているのかと思いきや、実はそうではありません。

 

アフターのときに話を聞きましたが、途中何度も諦めそうになりながらも、ペーサーに必死に食らいついて、すべてを出し切ったとのことでした。

 

そのゴール後の姿。

ずっとこのまま数分間動くことができない様子を見て、本当に最後まで諦めず出し切ったことが分かりました。

 

僕も今できる精一杯は尽くしたつもりでしたが、この映像を見ると、自分はこれほど出し切ってはいないなと思います。

 

次のフルマラソンでは、しっかり出しつくせるように練習を積み上げていきたいなと思います!

 

 

長野マラソン

 

久しぶりの公道を走るフルマラソンのレースは、景色も応援も最高でした。

 

来年もまたあの景色を見たいです。

 

 

おしまい。