東北・みやぎ復興マラソン のレポつづきです。
その1
その2
30km~ゴール
34キロすぎくらいの場所にある千年希望の丘の前後は比較的長いスライドです。
と言っても、スライドに突入した時の感覚では、おいやんさんもりゅうパパさんももうこの区間にはいないだろうというのが直感的に分かりました。
あみこさんいるかなーとか、Fさんいるかなーとか気になって探しますが、スライドですれ違うランナーを探すのはホントに疲れます。
疲れるのであまり目を凝らして探さないようにしましたが、復路でFさんだけは発見できてエール交換できました。
スライドが終わって、36キロ地点のラップで、この日初めて5'10 /kmを越えてしまいました。
ちょっとキツくなってきました。
そして、残り4キロになってからは、さらに身体が動かなくなり、5'20 /kmを越えてしまいます。
沿道の声援にも応え続けますが、ここで新技を発動。
声援:がんばってくださーい
僕:(手を挙げて)あざーす!
ここまではいつも通り。
さらにそこから、
僕:疲れましたー(or キツい~)
声援:(笑って)あとちょっとですよーファイト~!
声援のもう一声を引き出す、いわば、バスケットカウントワンスロー。
つまり、3点プレイ(なんだそれ)
ちなみに、この新技は奥の手なので、比較的若いオナゴにしか使いません。(キモ)
そんな新技でしのぎつつ、ようやくラスト1キロ!
ラスト1キロ地点では、僕の大学からの友人が応援してくれてました。
ゼビオ前で応援してくれるということは事前に確認してあったのでそこまで頑張ろうと楽しみにしてたんですよね。
僕の名前を書いたうちわを持って奥さんと応援してくれました。
むっちゃ嬉しくて、ラスト1キロで元気もらいました。
そして、その直後に、ちょびさんもいた!
安西先生を持って。
そして、ちょびさんが叫ぶ。
ラスト1キロ、ふりしぼれー!!
そうか、ラスト1キロはふりしぼらないとな!
と真に受けてちょっと出力を上げる。
ラスト500mの看板!
あれ!!!?
なんか、ヤバイかも!!?
と思った瞬間、ハムがピッキーーン!
ここでかよ!!
と自分に突っ込みたくなりますが、そういえば、Beyondのときも本当にラスト数百メートルで足攣りかけたなーと思いだします。
その場で立ち止まって、足を伸ばす。
ロス5秒。
すぐに走り始める。
さすがに、もうペースを上げられないので、恐る恐る安全走行で走ります。
すると、沿道を凄い速さで走っていくオレンジのはてブロTの姿が目に入る。
ちょ、ちょびさん?
ラスト1キロ地点で僕を見送った後、走って追いかけてきたようです。
そして、安全走行中の僕を追い越していきました。
最後の角を曲がって、ゴールの輪っかが見える。
ラスト100m!
そこでまた、ちょびさん。
ラスト、最後、全力出し切れー!!!と。
いや、僕、足攣ってるんすよ、もうダメっす。
と言いかけますが、足の状態を確認すると、あとちょっとなら大丈夫かも?
そう思って、ちょっとだけラストスパート!
安全走行中に追い越された人を抜きかえす。
そして、ゴール!
やった、完走できた。
ゴールすると、小さな子どもたちが完走メダルをかけてくれました。
完走タオルももらって、ちょびさんに写真撮ってもらいました。
荷物を受け取って、お着替え。
今回、スタートとゴールの場所が変わりましたが、荷物預けと受け取りは非常にスムーズでした。
その後、あみこさんを発見し、ちょっとおしゃべり。
走行中に膝が抜けるような感じになったということでしたが、大丈夫でしょうか。
この後も、レースをいくつか入れているとのことだったので、早くよくなって、問題なく走れるように祈ってます!
その後、ランナーに無料でふるまってくれるふかひれスープを飲みます。
寒かったわけではありませんが、なんか身体が温まりましたね。
そして、りゅうパパさんと合流。
りゅうパパさんは、序盤から足裏のトラブルに見舞われたにもかかわらず、ネットでサブスリー。強いですね。
その後は会場をあとにし、ちょびさんカーに乗っけてもらい仙台へ。
ちょびさん、りゅうパパさんと打ち上げ。
いやー、ちょびさんには、応援、写真撮影、送迎と、ほんとに世話になりっぱなしでした。(影のMVP)
本当に感謝です。
ちょびさんは、今回不本意ながら応援に回ったけど、応援が楽しかったと言ってたし、僕の友人も初めてマラソン応援したけど楽しかったと言ってました。
そうなんだよ、マラソンの応援って楽しいんだよ!
それを分かってくれる人が増えるのが嬉しい。
最後に大会の感想を。
悪天候やコロナ影響の中止を経て、5年ぶりにリアル開催となった今回は、コースも一新して大きくリニューアルされ、すごくよい大会になったと感じました。
ランナー、スタッフ、沿道で応援しれくる方々との一体感も感じられて走っていて本当に楽しかったです。
エイドやコース上では、多くのスタッフがランナーに大きな声援を送ってくれていたし、手荷物の受け渡しやランナーへの様々なサポートも完ぺきだったと思います。
そして、沿道の声援もひとつひとつが温かくて、元気をもらえました。
この一体感や温かさがなぜ生まれるのか。
それはやはり、「震災復興」という共通のテーマがあるからなんだと思います。
ランナー、スタッフ、沿道の方々とそれぞれ立場や気持ちの度合いは違っても、この共通のテーマによって、より一層の一体感が生まれ、温かみを感じやすいのだと思いました。
走りに来てくれてありがとう。
走らせてくれてありがとう。
正直言うと、僕なんぞは、あのコースの道路は普段から当たり前のように使ってて、もはやなんの感情も湧いてなかったし、宮城に住んでいても恥ずかしながら震災について思い出す機会がかなり少ない部類の人間です。
そんな僕でも自然とこういった温かさの中に自然と巻き込まれ、震災復興について改めて感じ、考える機会になったと思います。
東北・みやぎ復興マラソンはイイ!!
また次も走りたいと思える大会が増えちゃったな。
今年は別の大会に出た(出る)方も、来年はこの復興マラソンをぜひ選択肢に入れて頂ければと思います!
レポ、おしまい!