Beyond2021 のレポ 続きです。
今日は、レース後編、エモ度MAXです。(^^)
ここまでのレポはこちらです。
レポ①
レポ②
ここから続きです。
25~ 30km
ラップ 4'11 - 4'15 - 4'08 - 4'15 - 4'11
キツいながらもなんとか粘って、26~27キロ付近。
ふーっとキツさがなくなり、楽になっていることに気づきました。
あれ?なんだこの感覚は??
さっきまで一生懸命ついていってて、呼吸もゼーゼーしてましたが、今は全然楽に走れています。
このときは、集団の人数も少なくなってたので、いつの間にかペーサーのほぼ真後ろ付近で走っていて、ついていくのが楽に感じてました。
最初から、ペーサーの後ろで走っておけばよかった。
また、もしかすると、20km地点で摂取したカフェインドーピングが効いてきたのかもしれません。(^^)v
そして、このときは意識してませんでしたが、集団のペースがこれまでのスパルタなラップよりちょっと遅くなってるのもよかったと思います。(いや、本来これくらいであってほしかった!)
ちなみに、各グループのペースの違いが気になったので、リザルトを見たところ、グループごとの30キロまでのタイム、ラップの違いはこんな感じでした。
僕のG2グループ、やっぱりペース速いですね。
10~30キロは平均 4'10/km ですもん。(ハーフ換算だと1時間28分ジャストでPB! )
G4グループは 4'14/km なので、20キロに渡って、キロ4秒の差があります。
これは、大きい。
30キロの地点で1分30秒近く差がついてます。
サブスリー以上のタイムを狙うミキティさんは、G4グループを早めに抜け出して正解だったかもですね。
反面、G2グループで早めに集団から脱落したひとはちょっと気の毒でしたね。
僕は、前回の距離おかしい疑惑のトライアルマラソンで410付近で走っていたおかげでなんとかついていけたのかも。
そんなこんなで、だいぶ楽になってきたので、「この調子ならいけるんじゃね!?」と少し自信が出てきます。
これなら、最低限の30キロまでは集団についていけそうだぞ。
30~ 35km
ラップ 4'15 - 4'15 - 4'14 - 4'13 - 4'20
30キロ到達。
うぉーーっし!!
と一人あえて声を出します。
前回のトライアルマラソンで声出しして元気になった経験から、今回もどんどん声を出していこうと思ってました。
しかし、この集団、ペーサーさん含め、みんな静かなので、ちょっと遠慮がありましたがもう気にしていられん。
31キロくらいで、アスリチューンのコーヒーゼリーをちゅるちゅると摂取します。
そういえば、ここまで一度もえづいたりしてません。
いつもオエオエッー!と何度もしちゃいますが、胃腸薬が効いてるのか?フルマラソンで吐き気がなかったのは今回初めてかもしれません。
そして、集団の人数はだいぶ減ってきましたが、僕はペーサーさんの真後ろにぴったりついて、まだ何とかついていけそうです。
とは言っても、やはりフルマラソンの30キロ以降はキツいです。
少し前に「このまますんなりイケちゃうんじゃないか?」と思いましたが、甘くはない!
また、じんわりいやーな足攣りの兆候が出てきます。
やばい。
攣ってしまうと、集団から離れて単独走になってしまう。
それはまだここでは避けたい。なんとか35キロまではもたせなきゃ。
そう思って、パシパシとハムや太ももを叩きながら走ります。
ブログやLINEで応援してくれた人のことを思いだしたりしながら、絶対いい報告するんだと集団に食らいついていきます。
35~ 40km
ラップ 4'12 - 4'14 - 4'20 - 4'19 - 4'23
35キロまで到達。
しかし、36キロすぎの給水で、集団から一度離されます。
給水のときは、ペースの上げ下げが必ずあります。
今まで給水をとって、ペーサーから離れてもグッと出力を上げて追いつけてましたが、なかなか出力が上がらず追いつけません。
後方にいたペーサーさんが気にして僕に声をかけてくれます。
僕はそのペーサーさんに大声で応えます。
「サブスリー ーー!! したいっす!!」
ペーサーさんもそれに応えてくれます。
「大丈夫です、まだ全然イケますよ!!」
少し元気が出て、そこからダッシュして根性で集団まで追いつきます。
周回のスタート/ゴール地点を経過し、あと1周!!
しかし、ほどなく、ジリジリと下がってしまい、ちょっとずつ集団と差が開いてきます。
その時。
うしろから救世主が現れます。
「けんちゃん?」
EXILEの方?
いや・・、
ミキティさん!!
ミキティさんは、ウェーブスタートで2分後方からスタートしたG4グループから抜けだし、僕に追いついてきました。
事前に、追いつくとは言っていたものの、ホントに追いついてきた(^^)
スゲー!
行くぞ~ と僕の肩を叩いて元気注入してくれました。
ミキティさんは追いついたスピードそのままに、前に出ます。
僕も数メートル先のミキティさんの背中に向けて叫びます。
「やってやるーーー!!!」
ミキティさんは腕を大きく上げて応えてくれました。
あと4キロちょっと。
貯金はまだあるから大丈夫なはずだ!
集団にもミキティさんにも追いつけなくても、できるだけ粘って絶対サブスリーするぞ!
そこからは、少しペースは落ちますが、落ち込みは最小限のキロ420 前後でカバーし、40キロに到達します。
40km~ ゴール
ラップ 4'32 - 4'29 - 1'01
40キロに到達し、ガーミンを見ます。
2時間48分30秒台。
40キロ地点で2時間50分ジャストなら 残りはキロ430でもサブスリー達成できることだけは頭に入れてました。(計算すればわかりますけどね)
よし、イケる!!
でも、最後のホームストレートの向かい風が強い!!
スタート時は風は気になりませんでしたが、時間の経過とともに、ホームストレートの風が少しずつ強くなってきて、ラストの風はかなり強くなってます。
最後の最後でこれか!!
うぉおおお、きつい!!
ペースが落ちて、キロ430くらい!
でも、これくらいなら大丈夫だ、このまま行くぞ!!
ゴールが近くなり、沿道の声援が大きくなる。
残り100mくらいになって、ラストスパートだ!!
出力を上げる。
しかしその瞬間、両脚が攣りかける!
ヤバイ!!
スパートは無理だ!
攣らないように最後はヘロヘロな走りでゴールレーンのコースに入る。
やった!!
サブスリーだ!!
何度も何度もガッツポーズしながら、雄たけびを上げて、ゴールラインを割る。
2時間58分29秒(ネット)
サブスリー達成!!
先にゴールしたミキティさんとガッチリ握手。
お互い健闘をたたえ合い、僕のサブスリーを自分のことのように喜んでくれました。
やったぞ。
俺、ほんとにサブスリーしたんだ。
もう、涙がこらえられませんでした。
つづく。