けんちゃんのランログ

サブスリーが、したいです。

【レポ②】Beyond2021 レース前編

 

あけましておめでとうございます。

 

今年もよろしくお願いします!

 

昨年の振り返りはあとでゆっくりやるとして、とりあえず、Beyond 2021 レポ 続きです!

 

レポ①はこちら

kenchan-run.hatenablog.com

 

 

スタート整列

 

僕のG2グループのウェーブは11時ジャストにスタート。

 

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並ぶのはギリギリでいいだろと思って、車で直前まで休んでましたが、5分前に整列しないと走れなくなると受け取れそうなアナウンスにビビります。

(実際はそんなこと全然なかったですが)

 

仕方なく10時40分くらいにG2グループエリアの最後尾に並びます。

 

すると、真後ろのG3グループエリア先頭に まなパパさん発見!

 

まなパパさんとも2年半前のはてブロ駅伝以来の再開です。

 

駅伝は別チームでしたが、その後の飲み会、さらに2次会と同じテーブルでご一緒しました。

 

事前に聞いて知ってはいましたが、まなパパさんはサブスリーグループのペーサー。

 

ペーサーのユニフォームを着て、むちゃくちゃカッコいいです(^^)

 

そして、G3グループの方々に今日のペース戦略の説明をしています。

 

 

「ペースはキロ412~413で走ります。」

 

「キロ410は切りませんので安心してくださーい!」

 

頼もしい、頼もしすぎます。

 

まなパパさんのツイッターを見ると、いつも精密機械のようなペースで走られているので、超安定のペース作りをされるのだろうなと。

 

 

そして、僕は、これを聞いて安堵しました。

 

貯金を作るために前半はハイペースとかイヤだなーと思ってたので。

 

しかし!

 

これは、あくまでG3グループの話で、全グループ共通の決めごとではなかったことが、あとから判明します。

 

 

いよいよ先頭ウェーブがスタートと言う時。

 

カフェイン錠剤が効いてきたのか、尿意が異常に気になってきました。

 

都市型の大規模レースなら一度並んだらもう行けませんが、ウェーブスタートまでまだ10分ある。ダッシュすれば3分くらいで戻ってこれるだろ。

 

ってことでトイレへダーッシュ!

 

誰も並んでないトイレに入ろうとしたら、そこが「女性専用」のトイレの列だということに気づきます。

 

くそ、しまった、男性トイレは数十メートル先だ!

 

そう思ったら、同じタイミングでトイレに入ろうとしていた女性ランナーが、

 

「大丈夫、大丈夫、もう入っちゃえ!!」

 

って言ってくれたので、お言葉に甘えて(?)、入らせてもらいました(^_^;)

 

そして、この女性ランナーは、おそらく西谷綾子さんでした。

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会場着いてから3回はトイレに行ったのに、まだこんなに出るか!っていうくらい大量に出たので、行っといてよかったです(^_^;)

 

そんなこんなで、安心してスタートに臨みます。

 

 

スタート ~ 5km

ラップ 4'17 - 4'17 - 4'17 - 4'13 - 4'11 

 

 

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Beyondのコースは1周5.4kmを7周ですが、最初だけ調整のため、周回とは逆向きにスタートして1度折り返しをします。

 

僕はそのことが全く頭に入っていなかったですが、どこを走ってるとか、この後どう進むとか、あまり気にせず集団の後方で淡々と走ります。

 

折り返し後、後方からスタートしてきたサブ310グループのかな先生とスライドしましたが、僕が集団の逆側にいたために、声をかけられませんでした。

 

ペースは 415をオーバーするペースが3kmほど続いたので、

 

最初は抑えて入る方針だったのかな?

 

G2グループのペーサーさんの話をスタート前にきちんと聞いておくべきだったと後悔します。

 

その後は、キロ415を切るペースになったので、一安心です。

 

 

5~ 10km

ラップ 4'14 - 4'11 - 4'13 - 4'12 - 4'09 

 

遅すぎず速すぎないペースで集団は進みます。

 

僕、マラソンレースをペーサーについて走ることも初めてですし、こんな大集団で走ったことも初めてです。(あとでリザルトを見たらスタート時は44名でした)

 

このときは、ペーサーの真後ろが混んでいるような気もしたので、前半はほとんど後方にいました。

 

そして、ぐるりと円状の周回なので、「できるだけインを走りたい」と、極力インを走ってたのですが、同じことを考える人も多いようで、位置取りが少しストレスに感じてました。

 

あと、後方だとペーサーの動きが分かりずらいなとも感じました。

 

給水が視界に入るのも遅いし、後ろにいるほどペースの上げ下げがあったときのふり幅が大きく、慌てて対応するという感じです。

 

 

10~ 15km

ラップ 4'13 - 4'10 - 4'09 - 4'11 - 4'11

 

この区間の途中から、神野選手がペーサーの一人に加わります。

 

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うおお!

 

まさか自分のグループに山の神がペーサーにつくなんて!!

 

近くで走りを見たいと思いますが、神野選手は一番アウトを走っていて、あまり位置取りを変えたくなかったので、たまに遠目に見るだけにします。

(途中離脱しましたが、たぶん、20キロすぎくらいまで先頭にいたと思います)

 

神野選手の他にも、有名な選手をたくさん見ました。

 

たむじょーと横田コーチはミキティさんのいるG4グループを走ってたというし、ペーサーとして、岩出怜亜選手とか、TwoLapsの田母神選手、楠選手とか。

 

知っているランチューバーもたくさん走ってて、追い抜かれるときも声掛けがあったりして楽しいです(^_^)

 

単にタイムを狙うだけのレースではなく、エンターテイメント要素もあってBeyond、なんだかすごくいいぞ!

 

 

この区間の集団のペースは、この時はタイムとしては意識していなかったですが、後から見ると、ちょっと速かったんですね。

 

神野選手が入ったから?(笑)

 

このとき、僕はペースを維持するために「ちょっとバネを使いすぎかなー」と感じるような出力でした。

 

最後までもつかな?

 

ちょっと不安がでてきます。

 

 

15~ 20km

ラップ 4'09 - 4'12 - 4'11 - 4'09 - 4'15

 

15キロ地点で、アスリチューンのオレンジゼリーを摂取します。

 

僕、ジェルが気持ち悪くなるので、飲みにくいですけどこのゼリーがお気に入り。

 

一袋を3回くらいずつに分けて口に入れて、砕いてから飲み込みます。

 

 

そして、このあたりになると、結構キツいなと感じるようになります。

 

呼吸もハァハァしはじめて、客観的に見ても周りのランナーより余裕がない感じです。

 

気を抜くと、集団の一番後ろまで下がっていて、慌てて差を詰める感じです。

 

 

そして、足も攣りの兆候がほんのわずかですが感じ始めました。

 

ハムからふくらはぎにかけて、ちょっとじんわりした違和感を感じます。

 

いつも攣るのは右脚のハムが多いですが、この日は左脚。

 

実は、前々日に最後のジョグをしたとき、路面が雪だったんですけど、そのとき変なフォームで走ってしまったせいか、左ふくらはぎの上の方の張り感がかなり強くなってました。

 

やっちまったーと雪道を走ったことを激しく後悔。

 

焦ってロキソニンジェルを塗りまくって過ごしたんですが、レース当日までその張り感は消えませんでした(~_~;)

 

今回は両足攣るかもしれん・・

 

そう覚悟はしていました。

 

攣ってからが勝負だ! と迎え撃つ覚悟はありましたが、こんなに早いタイミングで攣るのはさすがにマズい。

 

骨盤を立てて、シザースと先取り意識。できるだけ、蹴ったり踏ん張ったりしないように走ります。

 

箱根駅伝とかでもたまに見ますが、太ももやハムをパチパチ手のひらで叩いて刺激を入れます。(効果はわかりません)

 

 

20~ 25km

ラップ 4'07 - 4'08 - 4'08 - 4'09 - 4'11

 

20キロ到達し、給水のタイミングで、カフェイン錠剤を1錠キメます。

 

飲んだ直後は何も変化はありませんが、30分~1時間後以降の効果に期待します。

 

飲むタイミングは25キロとか30キロで悩んだんですが、今思えば、ここで飲んでおいてよかったと思います。

 

 

中間点通過。 

 

1時間28分41秒

 

だいぶ貯金あるなとここで分かります。

 

やっぱ、結構ペース速いよね。

 

この区間も410を切るペースを連発しているので、周りのランナーに尋ねます。

 

「ペース速くないっすか?」

 

「速いです・・」×2

 

前半結構余裕ありそうだった2人のランナーもかなりキツそうです。

 

やっぱ速いよな・・。

 

「ペーサーさーん、ちょっとペース速いです!!」

 

そう叫びたかったですが、もともとのペース戦略も聞いてないし、他の人のリズムを狂わせるわけにもいかず飲み込みます。

 

 

キツくなって、家族のことを思い出しました。

 

ムスメのためにも、ここで諦めるわけにはいかない。

 

 

実は、ムスメとある約束をしてました。

 

学校の期末テストで○番以内に入ったら、高級中華料理連れて行けと。

 

しかし、ムスメは残念ながら○番以内に惜しくも入れず、いったん高級中華は断念。

 

しかし、頑張ってたので連れて行ってあげたい気持ちもあり、

 

「じゃあ、お父さんがサブスリー決めたら中華行こう!」

 

そう約束したんです。

 

だから、ムスメのためにも簡単に諦めるわけにはいかないんです。

 

父ちゃんダメだった・・なんて言いたくない!!

 

ここで離脱したらサブスリーは絶対無理。

 

絶対集団から離れちゃいけない。

 

もう集団は半分以下になってましたが、何度も離されそうになるのをひたすら粘って堪えます。

 

 

つづく。