東北・みやぎ復興マラソン2024 続きです。
レポ① はこちら
長いですが、最後までいっちゃいます!
10~20㎞のラップです。
10km手前くらいでサブ3.5の大集団。
狭い道路いっぱいに広がってなかなか抜けませんでしたが、少し道が広がったところで抜けてスムーズに走れるようになります。
その後、河川敷を走るルートへ
前回はこの道走らなかった気がするし、前回はバイパスを突っ切ったけど今回は下をくぐるルートに変わってます。
追い風なので、ペースを刻むのがすごく楽。
体感より5秒は速く走れている感覚です。
日差しもあるけど、風があるから暑さを感じません。
コース全体では追い風区間のほうが長いので、今日はいいコンディションです。
今日はきっとみんな目標達成するんだろーなー
なんて、走りながら考えます。
河川敷は長いスライド区間。
昨年は、サブスリーペースの人とはスライドできませんでしたが、今年はスライドできます。
知ってる人がいないか探しながら走りますが、あっという間にすれ違うので、とても目が疲れる。
このまま探していると消耗しそうなので、探すのは諦めようと思った矢先、
げんぢゃーーん!!
サブスリー集団の中から茶色い声が!
姿は認識できなかったですが、なんとなく、ナコラマさんかな?
と思い、ゴールしてから聞いたらやっぱりナコラマさんでした。
ナコラマさん、声掛け、ありがとうございました!
河川敷を折り返すと今度は強烈な向かい風です。
行きはよいよい、とはまさにこのこと。
前のランナーを風よけに使いたいからか、みんな一列になって走ってます。
ただ、人の後ろについて走ってると、遅く感じてしまって、前に出て風を受けて走ることにします。
でも、単独で向かい風の中走っていると、今までパスした人に追いつかれるんです。
このとき思いました。
向かい風で人の後ろについているときは、風を受けないから楽に感じる。だからペースが遅く感じてしまう。
でも、これは体力温存できると思って、人の後ろでこのまま走ったほうがいいんだ、と。
そうは言っても、この向かい風区間は1キロちょい。
さほどペースを落とすこともなく、向かい風区間を終えます。
ここで、補給としてメダリストを摂取。
僕の好きなゼリータイプ。
でも、ちょっと甘いかな。
いつものアスリチューンの方がスッキリしてるし、ゼリー感も強めで好みです。
ここから、かさ上げ道路へ向かう道、かさ上げ道路に入ってからはまた追い風になります。
かさ上げ道路はずっとフラット。
たんたんと走り、20キロ地点まで来ました。
これまでのラップは、4:46〜47/kmくらい。
追い風効果もあって、想定よりちょい早めだけど、いいペース。
昨年よりは、いくぶん楽に感じてます。
20〜30kmのラップ
かさ上げ道路では、同じくらいのペースのランナーを見つけて、ついていきます。
23キロ地点だったと思うんですけど、ボランティアの若いおねーさんが
「今、23㎞ですよー、がんばってくださーい!」
って、すべてのランナーに向けてずーーっと大きな声で言い続けてるんですよ。
おじさんは、こういう声かけにはぐっと来ます。
いとーしも、この声かけを覚えていましたし、他のランナーにとっても印象に残るものだったと思います。
すごく嬉しいんですけど、このおねーさんは、どういう気持ちや思いで声がけしてるんだろう?
僕も応援する側になったこともあるので分かるんですけど、すべてのランナーを応援したい、元気づけたいという強い気持ちがないとなかなかあそこまでの声がけはできないと思います。
若いのにこの境地。
人として素敵です。
このかさ上げ道路は、応援はまばらですけど、応援してくれる人がみな温かく声がけしてくれます。
26kmで閖上の「かわまちテラス」付近を通過します。
昨年は「かわまちテラス」のお店沿いを走って、すごい応援が多かったんですが、今年はルート変更で県道10号をそのまま南下したのでちょっと残念でした。
でも、この付近はやはり応援が多くて、沿道の人に手を挙げて応えました。
29キロ付近。
今まで順調に走れていましたが、ハムストリングに攣りの前兆となるイヤな張りがでてきます。
油断するとすぐにでも攣りそうだったのでちょっとペースを落としてしばらく様子を見ます。
しかし、改善の気配がないのと、攣ってからではダメージが大きいと判断し、一度立ち止まり、ハムを伸ばします。
その効果があったのか、ほどなく攣りの兆候は消えたので、安心してペースを刻みます。
次からは塩タブレットでも試してみようかな。
30~ラストまでのラップ
31㎞くらいから、スライドが始まります。
スライドするランナーは35kmを越えて終盤、そして向かい風なのでみな苦しそう。
ここでスライドする人はもうサブスリーは厳しい感じだと思うので、仲間とはスライドできなそうだなと思っていると、
あれ、りるさん・・?
気づくのが遅くて声をかけそこなってしまったのですが、かなりキツそうな感じでした。
僕も少しペースが落ちてきました。
4'52/km くらいなら、本来はほぼ想定Mペースですが、追い風ということを考慮すると、ペースダウンです。
千年希望の丘 で折り返し。
ここには、ボランティアとして会社の先輩の奥様がいることを知ってたので、見つけて声かけさせてもらって、終盤に備えてエネルギーチャージします。
折り返すと、想像以上に風が強い・・・
風よけにできそうないいペースのランナーも見つからず、単独走。
つらいので、沿道の応援に応えて、声を出して気持ちを上げていきます。
スライド区間はなんとか粘りますが、その後はどんどんペースが落ちて、キロ5付近となってきます。
37kmを越え、「あと5km」の表示まで来ました。
ガーミンを見ると、ほぼジャスト3時間!
ざっと計算して、キロ5でいくとすると、ゴールは3時間20分だ!
このとき、僕は計算を間違えていました。
終盤、疲れているとこういう計算ミスをよくするんですよね・・。
キロ5であと5kmなら、ゴールタイムは3時間25分です。
このとき僕は、キロ5より遅く走っても、ターゲットタイム3時間25分は余裕で切れる、3時間20分を切るのはまず無理と思ってしまったのでした。
3時間20分を切るとしたら、ペースは4'37/kmでこなくてはならないと知ってたはずなのに、アホすぎます。
そこから、ペースを維持するモチベーションが下がったこともあり、ペースはダダ下がり。
終盤はずっと向かい風だったので、それもペースが落ちる言い訳にしている自分がいました。
狙っているタイムがあれば、もっと強い気持ちでペースを維持しようと頑張れたかもしれません。
ただ、昨年同様、41km地点で、親友が沿道で応援してくれるのを知っていたので、そこまではなんとか頑張ろうと思い走り続けます。
ゾンビのような姿を見せるのは恥ずかしいので、友人がそろそろいるだろうなというタイミングで、きりっと背筋を伸ばします(笑)
友人はムスメちゃんと一緒に応援してくれてたので、
ウェーーイ!!ひゃhyほょーーい!!
と、せいいっぱいのカラ元気を発動してハイタッチ!
「お父さんのお友達、すごい元気だったね」
と、ムスメちゃんが言ってたそうです。
そりゃ、41キロ地点といったら、全ランナーがバテバテになっているところ、こんなハイテンションならそう見えたでしょう。
応援してもらえる時だけ、カラ元気のハイテンション、ランナーあるあるですよね。
ラスト1kmで時計をみると、3時間21分くらい。
あれ? これだと3時間25分切れないじゃん。
と普通に思ったような気もしますが、疲労でよくわかってない。
ラスト500mくらいで時計を見ると、反射でよく見えないけど、もしかすると3時間25分切れるかも?となぜか思う。
本当は、絶対ムリなんですけど、疲れと見間違いでメダパニ状態でしたね。
なので、そこからギアを上げる。(そんな必要ないんですけど)
ゴール直前で、ちょびさんのヨメ、長谷川朋加さんがいたから話しかけたかったけど、スパートしなきゃだから諦める!(もったいない)
最後の直線、全力ラストスパート!(無駄に!)
昨年はハムが攣って無理だったけど、今年はしっかりラストスパートできました。
ゴールして、時計を見ると、
あれ、全然 3時間25分切れてないじゃん・・。
まあ、いいか・・。
という感じで、レースが終わりました。
タイムに関しては、ほぼ目標タイム通りですし、ペースも4'50/km以下 で30キロいけたので満足です。
ただ、終盤の失速はもうちょっと堪えられたかな~。
ここは、メンタルの問題なので、勝負の時は負けないようにしたいですね。
荷物を受け取りにテントへ向かうと、そこで待機している多くのスタッフさんがみんなお疲れさまでしたと声をかけてくれます。
これには本当に心に沁みました。
僕も、みなさんの顔をみて、心から感謝の気落ちで応えました。
その後、体育館で、おじさんズ、takawonさん、ちょびさんと合流。
みなさん、思ったような結果は残せなかったようです。
思うに、この時期のフルマラソンの初戦って、難しいですよね。
でも、フルを1本走ることで、距離・ペースともに最高強度の練習ができたことになるので、それが次に活きると思います。
だから、次は大丈夫です!と思う。
その後は、サービスのフカヒレスープを一気飲みして、徒歩で名取駅向かいます。
電車で仙台へ。
電車混んでて座れないし、何気に、この移動はフルを走った体には応えましたね。
さて、打ち上げです。
このために頑張ったと言っても過言ではない。
最初はみなさんぐったり気味でしたけど、時間が経過するとギアが上がってきて盛り上がりました。
以上で、東北・みやぎ復興マラソンのレポ、終わります。
僕は、この「東北・みやぎ復興マラソン」が好きです。
地元で近いということはもちろんあるんですけど、
コースはフラットだし、追い風で記録が出しやすいのは間違いないです。
沿道の応援も温かく、すごく力になります。
なにより、この大会はボランティアのみなさんが最高。
来年もまたエントリーして、次はサブスリーを狙いたいと思います!
おしまい。