いよいよ箱根駅伝が近づいてきました。
こいつも買ったし。
箱根駅伝出場チームを徹底的に取材した 春夏秋冬 。
前編、後編ももちろんチェック。
もちろん、こいつも買わないわけはない。
ただし、まだ読み終わってないので、本番までに読み終わらねば。
これで、箱根に向けての準備は万全です!
さて、優勝候補は、國學院、駒沢、青学の3校が有力と言われてますが、どうなるでしょうか?
ちょっと、勝手に考察。
まず、國學院。
●強み
・選手層が厚い
・チームに勢いがある
・平林のキャプテンシー
●不安点
・計算できる山要員が不在
てなところでしょうか。
間違いなく往路を走るだろうと思うのが、
平林、山本、青木、辻原
あたりになると思います。
そして、上原、高山、野中の誰かがもう一人ってところかな。
で、
平林が2区を走るのか、5区を走るのか!
これが一番注目ポイントです。
監督が5区をほのめかしてましたけど。
昨年は、上原の順位がよくなかったし、本人も今年は平地でと言っているから、上原は4区とか8区にまわる可能性もありますね。
平林って、どれくらい上りイケるんだろ?
創価の吉田、駒沢の山川、青学の若林あたりと遜色なく走れる可能性もありますよね。
平林が5区を走るなら、2区は、辻原かなぁ。
前回の箱根、今年の出雲、全日本と、辻原は主要区間に配置され、常に結果を出しているので監督の信頼も厚いと思われます。
前回の箱根だと4区走ってるので、上りも苦手ではないはずというのが理由です。
平林次第ですが、
往路は、
A案 ①青木ー②平林ー③山本ー④辻原ー⑤上原orほかの誰か
B案 ①青木ー②辻原ー③山本ー④上原ー⑤平林
かなぁ。
どっちのパターンも強力ですね。
平林が2区のほうが、前半で青学や駒沢に離されないという意味でリスクが低いかなぁ。
前田監督は「後半勝負」とは言ってるけど、かといって、逃げ切りを狙う青学を独走させたくはないでしょうし、往路に戦力をしっかり固めてくると思います。
あくまで、前半では勝負がつきにくいというだけの意味なのだと思います。
上記パターンでも、6区は昨年の経験者がいて、野中を7区、高山を9区に配置すると考えると 復路でもかなり強く、復路にも自信がありますよということです。
続いて、駒沢。
●強み
・ハーフの平均タイムが最もよい
・山に強い
●不安点
・選手の経験値
てなとことろでしょうか。
選手層も決して薄いわけではないですが、下級生の大学駅伝の経験値が気になるところですね。
下級生は絶対走らないといけないですが、期待の桑田は全日本で失敗しちゃったし。
前回箱根を走った下級生もいなくて、成功体験が少ないところは不安要素です。
で、一番の注目ポイントは、
佐藤圭汰 がどれくらい走れるか。
これにつきます。
前回と同等のコンディションなら、優勝確率をグッと引き上げれます。
復路(7区とか)に回ってたら、まだコンディションが戻ってないのでしょう。
仮に、佐藤圭汰がいいコンディションと仮定すると、区間配置はこんな感じでしょうか。
①谷中ー②篠原ー③佐藤ー④伊藤ー⑤山川ー⑥帰山
1区が非常に悩ましい。
桑田が全日本を失敗しなければ1区当確なんでしょうけど、全日本でもハーフでも実績を残した谷中か、2年生の村上とかあたりですかね。
6区は帰山に任せられるので、伊藤を1区に置くのもありです。
伊藤が1区を走れば一番リスクが少ないし、序盤からいいスタートが切れる可能性が高い。
でも、その伊藤を4区に回して、1区は下級生を走らせて当たれば(でもこれが一番リスクで怖いけど)一番よい配置なのかと思います。
2区は山川に走らせてもいいという話も出ていますが、僕は5区だと思います。
代わりに5区を確実に走れる選手もいなそうですし、篠原が2区を走ればよいので。
続いて青学。
●強み
・鶴川、黒田、太田が強力
・箱根のピーキング
・山要員
●不安点
・中間層の戦力、経験値の不足
いきなり、区間配置案
A案 ①荒巻ー②黒田ー③鶴川ー④太田ー⑤若林ー⑥野村
B案 ①鶴川ー②黒田ー③?ー④太田ー⑤若林ー⑥野村
青学も1区がとても悩ましい。
原監督は、1区は、経験者を重視していて、少なくとも初駅伝の選手は走らせないと思います。
鶴川にしたいけど、そうすると3区、4区で他校のエース級と戦えるランナーが1枚不足してしまう。
あと、鶴川は、ラストのキレで1位にはなれるけど、差がそんなにつけられないと思うので、1区がスローペースだと超もったいない。
後ろに黒田や太田といった駅伝男は前を追うパターンのほうがより力を発揮できそうなので、1区は多少出遅れてもよいと考えると、鶴川以外でもいいのではないか。
前回1区を走った荒巻が復調してきたという話もあるので、経験者の荒巻としたいのではないかと予想。
もし、荒巻がダメなら、宇田川という手もあるが、1区を走ったことないからちょっと不安はありますね。
鶴川が1区なら、3区はだれか調子のいい選手を抜擢し(原監督はよくそれをする)、4区にはそれをリカバーできる太田になると予想。
以上、3校の 区間予想と考察。
じゃあ、どこが優勝するのか?
なんとなく青学は優勝できないと思っています。
僕が勝手に考えているジンクスみたいなものがあって、
4年生の戦力が最も充実しているチームはなぜか勝てない
です。
たとえば、東海大学の黄金世代(關とか鬼塚とか館澤の世代ね)とか、青学では、森田歩希の世代や近藤幸太郎の世代、駒沢の鈴木芽吹の世代 は同世代に強い選手がたくさんいたけど、いずれも3年生のときは優勝したけど、4年生のときは勝てなかったです。
そう考えると、今年は青学の今の4年生は非常に戦力が充実している世代なので、このジンクス通りに行くと、勝てないってことになります。
あと、原監督の 「普通にやれば圧勝できる」系の発言も気になりますね。
選手を不安にさせないために敢えてこういう発言をしている可能性もありますが、クイーンズ駅伝の積水のように足元をすくわれる可能性があります。
あと、青学は原監督が先行逃げ切りで5区終わった時点で2分差つけたいとか言ってるのに対し、駒沢の藤田監督と、國學院の前田監督は 「後半勝負」と言ってます。
戦略的に言っているだけかもしれないですが、原監督が言葉通りに考えているとすると、これも実に危ないです。
こういう風に、過剰に差をつけたいみたいに言っているときって、たいてい差がつけられないんです。
青学の選手は差がつかないと焦ってくるし、実際それほど差がつかない、もしくは他校に先行されてしまったら、復路勝負では分が悪いというメンタリティとなりよくないです。
一方、駒沢、國學院は、復路が勝負と明言しているので、往路の選手はプレッシャーも低くのびのび走れます。
復路の選手も俺たちがキーマンだと思ってよいメンタリティで走るでしょうし。
青学の原監督は 自信があると言いながら、実は自分たちを追い詰めているのでは?
ということで優勝できないという予想です。
國學院、駒沢のどちらが勝つかはちょっとわかりません。
佐藤圭汰が区間賞とれるくらい走れれば駒沢が勝てる可能性が上がりますが、そこまででもなければ、國學院かなぁ。
僕は青学推しなので、青学が優勝してほしいけど、優勝できないなら、駒沢よりは國學院が初優勝するのを見たいかな。
あと、個人的に注目したいのは5区の対決ですね。
青学・若林、駒沢・山川、創価・吉田響、城西・斎藤、國學院・平林?
山川も吉田響も恐ろしく強さを増しているし、斎藤も山本唯翔以上に走るという噂も。
今年の5区のレベルの高さは異常で、これらの選手が競り合うことで、従来の「山の神」相当のタイムが出るのではないかと思います。
いやー、考えるだけでワクワクしますね。
みなさんは、どこが勝つと思いますか?
本戦が楽しみです。