先日の速報記事には、たくさんの訪問、スター、コメント頂きありがとうございました。
今でも、レースでの走り、90分をギリギリ切れるかというラストの激走、そして歓喜!の余韻が残ってます。
まず、一関国際ハーフマラソンとは。
ハーフの部は、2000名ほど参加する比較的小規模な大会ではありますが、日本陸連、国際陸連の公認コースで、今年で38回目となる由緒ある大会。
そして、昨年は「全国ランニング大会100選」にも選出されているランナーからの評判のいい大会なのです!!
今年のゲストランナーは世界陸上間近の 川内 優輝 選手。
他にも、実業団選手や関東の大学生も参加していましたよ。
ではでは、僕のレース当日を振り返りたいと思います。
9/22(日) 、朝5時半起床し、6時に仙台を出発しました。
東北自動車道を使って、一関までびゅーん。
睡眠を7時間半もとったのに、道中眠くて眠くて仕方がありませんでした。
レース前日の記事にも書きましたが、仕事の疲労もあって、体調もイマイチ、テンションも激低でした。。。
途中朝食買ったり、トイレ行ったり道草を食ってたので、7:45 くらいに一関総合体育館にとーちゃーく!
この大会、会場の駐車場がとても広く、ほとんどの人が車を会場周辺に停めることができます。
会場の広ーい体育館で着替えたり、待機したりできますし、荷物も同じ体育館内でスムーズに預けることができます。
僕は体育館は使わず、受付後は車でゆっくりすることにしました。
(ちょっと昼寝もしました)
会場でスタートギリギリまでストレスのない時間の過ごし方ができるというのは、すごくポイントが高いと思います。
参加賞。
持ち運び用手提げ袋?
広げるとこんな感じ。
まー、Tシャツよりはいいかな。
アップを済ませて、いよいよスタートです。
このレースの目的。
それは、来月10/13 に迫る 東北復興マラソン(フル)のための練習。
キロ 4’15のペース走です。
なので、ハーフで90分切りしたいという目標はあるものの、このレースで是が非でもという拘りはありませんでした。(実際そこまでの準備もしてないですし)
ラスト1kmでイケそうならアタック! くらいに考えてました。
結果として、その気負いのなさがよかったと思います。
スタート地点に並ぶと、あんなに低かったテンションが不思議と上がってきました。
よし、頑張るぞ。
終わったら、ちょびさんと美味しいビールを飲むんだ。
(あ、ちょびさんはこの日これとは別のレースを走ってました)
スタート 〜5キロ
ラップ 4'24 - 4'24 - 4'24 - 4'16 - 4'13
スタートからは、渋滞することもなくスムーズに進みます。
最初はゆっくり入るのが僕のレーススタイル。
身体が軽く感じて速く走れても抑える。
タイムの借金は、イコール体力の貯金になる。
足りないタイムは、最初に作った「体力の貯金」で必ず最後に挽回できる。
と、カッコよく言うものの、実際は身体が全然軽く感じなくて、ペースを抑える必要はありませんでした。(~_~;)
3キロ走って、今だペースは4' 24 /km。
坂を1つ超えたこともあるけど・・
うーん、やっぱ調子悪いかも。
下手したら ずっとこのままかもな・・。
でも、無理してペースをキロ415に上げても、後半撃沈するだけなので、自然に上がってくるのを待ちます。
すると、4キロ目以降から少しずつペースが上がり、5キロ目からはキロ415で無理なく走れるようになりました。
トップ選手たちとスライド。
川内選手や集団で走る城西大学チームがいました。
5キロ〜 10キロ
ラップ 4'10 - 4'10 - 4'12 - 4'09 - 4'14
6キロ付近で折り返して、元来た道をそのまま戻ります。
安定して、キロ415を見ないペースで巡航。
ここからは、他のランナーに抜かれことはなく、ひたすら前を行くランナーを抜いていきます。
そして2つ目の坂もキロ415を超えることなくクリア!
10キロ〜15キロ
ラップ 4'12 - 4'29 - 4'08 - 4'13 - 4'18
後半戦。
ここからは田園地帯を行って戻ってくるコースになります。
一関のコースは全体的にはフラットなのですが、合計4回出現する坂、とりわけ後半2回の坂(柵ノ瀬橋)が激坂で、最大の難所と言えます。
12キロ手間。
うっわ、この坂登んのかよ。
それほど長くはないものの、確実に消耗させらるだろう大きな坂が目の前に現れます。
出来るだけ足を使わないように、ピッチを上げて腕振りを強めに進みます。
登りきったところで12キロのラップアラート。
4' 29"/ km (;゚Д゚)!
覚悟はしてたけど、14秒もロス。
さすがに、下りだけでこのロスを帳消しにすることは難しそう。
しかも、帰りにもう一度この坂を越えねばならない・・・
90分切りはかなり厳しい・・
このときは素直にそう思いました。
そして、 14キロくらいのところで、ガクっと身体が一気に重くなるのを感じます。
このまま、最後までこのペースで押し切るのはキツイ・・。
ネガティブな感情が押し寄せてきましたが、スライドする自分よりずっと格上のランナーたちも、みんなキツそうだ。
結構ゼーハーしている。
自分だけじゃないんだな。
そう思ったら、
ここで諦めたらダメだ。自分も限界まで行こう。
そう思って、何とかペースの落とし幅を最小限に保てるようしっかり足を動かします。
15キロ〜 ゴール
ラップ 4'14 - 4'19 - 4'12 - 4'18 - 4'03 - 3'44 - 0'48
(ガーミンと実際の距離は少しズレがあります)
15キロ地点の折り返しを過ぎると、他のランナーもどんどんバテてペースダウンしているのが分かります。
そして僕も、呼吸が一気にきつくなって、ゼーハーが大きくなってきました。
たまにガーミンを見るとラップ予測が キロ 4’15を超えているので、慌てて脚を動かしてペースダウンしないように必死。
19キロ手前、最後の坂。
ここでひるんだら負けだ。
そう思って、登りもできるだけペースを落とさないようピッチを上げて走ります。
そして頂上まで登ったら一気に下り。
もう足を温存する必要もないので、ストライドを広げてガシガシ下ります。
下り終わって19キロ地点のラップアラート。
4'18" /km
よし!何とかラップの落ち込みを最小限に留められた。
ここからあと2キロ。
体力はまだ少し残っている。限界ではない。
思い出したのは、MGCの中村選手のロングスパート。
ここから、出力を上げて、ラスト2.1キロを出し切る!
身体はキツいし、ゼーハーもすごいけど、構うもんか。
前を行くランナーを次々に抜いていきます。
ラップ 4' 03 /km !
うお、結構速かった!
これで最後まで持つのか!?
わからん。でも自分を信じよう!
そして、ラスト1キロの表示。
ここでタイムを見て行けそうならアタックする
そう決めてました。
時計を見る。
1: 26' 03
すぐ計算できた。
ラストを 3 '57" /km でいけば 90分切れる!
キツイぞ。イケるのか?
でも行くしかねー!!
中村選手ばりの 2段階目のスパート発動!!
むちゃくちゃきっついけど最後の力を振り絞って全力で走る!!
前を走るランナー(おそらく20~30人くらい)をすごい勢いで抜いていく。
ゴールが全然見えなくてツライ。
(大きな輪っかがないんだもん)
キツくてあごが上がって無様なフォームなのが分かる。
でも、気にしてられるかー!
ゴールが見えたら、またもう一段ギアを入れてゴールに飛び込む!!
時計を停めて、見る。
タイムは?
1:29'42
やったー!!
90分切りを達成したぞーーー!
うれしくてガッツポーズしてしまいました。
そのまま歩いて、記録証を受け取ります。
グロス: 1: 29' 52
それを見た瞬間、嬉しさと同時に、故障でつらかった時のことや今までの練習のことが一気に思い出されて、不覚にも涙が出てしまいました。
サングラスしててよかった。
参考までに、全体のラップをドン。
ラストの 1.25km は ペース換算すると 3'37" /km で走れているので、自分でも驚きです。
欲しいタイムを目の前にぶら下げられた時のパワーってすごいです。
高低図。
こうやって見ると、あまりフラットとは言えないですね。
平均180以上 なので、しっかり出し切ったと思います。
記録証を受け取ると、バナナや麦茶を頂けます。
そして、何といっても、素晴らしいのが、無料でアイスを頂けること!
僕はパピコを頂きました。
あとでたまたまココを通りかかった時、また、どーぞーと言われたので、
「え? 2個目いっちゃっていいんですか?」
と聞いたら
「どうぞどうぞ!」
ってことで、今度はアイスの実を頂きました。
実は、僕、5~6年前にもこのレースに1度出たことがありまして。
そんときは、タイムも1時間39分くらいだったんですが、 川内選手みたくゴールしたあと倒れて立てなくなってしまって、救護テントでずっと寝てたんです。
で、起きた時にはすでに出店も撤収され、このアイスも食べることができなかったので、今回、アイスを2個頂くことで、その時のリベンジを果たせたと思いました。
あと、もうひとつ嬉しいのが、出店で使える500円クーポン!
僕はそれで、この牛煮込みラーメンを食べました。
味は・・、まあまあです。
そして、鴨スモーク串も頂きました。
見た目はグロいですが、スモーキーで美味しかったです。
そして、ゲストの川内選手のトークショー。
一関国際ハーフマラソン、最高でした。
ホスピタリティ最高の大会で、また出たい!と思わせてくれる大会でした。
そして、仙台に帰ってからは、仙台泉が岳トレイルレース27kmに出ていた ちょびさん(id:chobi_chobi) とウタゲ。
6時間ほどぶっ続けでしゃべり倒しました。
最高の一日でした。
おしまい。